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年別アーカイブ: 2015年

土地持分の評価損めぐり更正処分取消す 審判所、販売できる状態であったなどと判断し棚卸資産評価損を認める

不動産販売業者が所有する土地持分の評価損をめぐり、審判所が法人税更正処分の全部を取り消す裁決を行う(平成26年12月1日)。 審判所、納税者は土地持分を売却する意向を有していた(販売することができる状態であった)ことなど …

再雇用も職務内容に変動あれば退職所得 審判所、特別な事実関係あれば一部形式要件満たさなくても可

幼稚園の園長が退職金を支給された後も勤務を継続したため、原処分庁から給与所得とされた事案で裁決(平成26年12月1日裁決、全部取消し)。 退職所得か否かは勤務関係の終了等、形式的要件を満たす必要あり。 ただし、勤務内容が …

海外支店取引でも国内法人に消費税広告配信など 事業者向け電子商取引は国内法人(本店)に納税義務が発生

広告配信などの役務提供に係る課税仕入れが国外売上に対応するものであれば、個別対応方式により全額仕入税額控除可。 海外支店が国外事業者から役務の提供を受ける事業者向け電子商取引(広告配信など)は、国内法人(本店)に消費税の …

3月購入の5%超保有株の売急ぎに注意 非支配目的株式への該当性判定上、短期保有株式は保有割合から除外

「非支配目的株式等」に該当するか否かの判定上、「短期保有株式」は保有割合に含めないことを政令が規定。 保有する3月決算法人株式を「その他の株式等」に該当させるため、「基準日」直前に当該株式を買い増した法人は、売却時期を「 …

貸引避ける目的の債権放棄で寄附金認定 裁判所、原告企業がした本件債権放棄に経済合理性があるとは認められず

東京地裁、原告企業の子会社に対する債権放棄をめぐり税務署の寄附金課税を支持する判決(平成27年2月24日付け)。 監査法人から子会社債権全額に対し貸倒引当金を計上するよう指摘されたことを契機に、貸引計上を回避するために原 …

外国子会社への支払を寄附金と認めず 審判所、グループ内利益移転解消に経済合理性あり

審判所は、請求人が他の企業グループとのアライアンスに基づく安価な料金を超えて自社の外国子会社に支払った料金の寄附金該当性が争われた事案で、原処分庁の寄附金に係る法令解釈を一蹴。 自社の外国子会社への料金の支払に経済合理性 …

商業等活性化税制は経営改善設備に限定 必要書類には経営改善前の売上等の見通しや経営改善の効果などを記載

商業等活性化税制、平成27年度税制改正で適用対象事業者の範囲や対象設備を見直し。 適用対象事業者の範囲から、認定経営革新等支援機関や農業協同組合、商工会議所などを除外。 対象設備は“経営の改善に資する資産”に限定。必要書 …

非課税となる結婚子育て資金の詳細判明 医療費や育児費用は小学校入学前の子に関するものに限定

結婚・子育て資金の一括贈与、非課税の対象となる費用の範囲が政省令および告示により判明。 子の医療費や育児費用が対象の1,000万円非課税枠は、小学校入学前の子に関するものに限り治療費や医薬品などが対象。 結婚関係費用が対 …

新年会等損益は親睦団体に帰属と判断 審判所、参加会費の管理状況や開催案内の記載から認定

審判所、請求人(特定同族会社)と請求人の取引業者によって行われた新年会等の損益の帰属先を巡る事案で取消裁決。 新年会等の損益は、請求人と取引業者が組織した親睦団体に帰属と判断。 本事案は、請求人と請求人の取引業者が一堂に …

税制改正の影響で交際費支出が6%増加 欠損金の持込み制限緩和の影響、連結子法人数は初めて1万社を突破

平成25年分の会社標本調査、税制改正の影響で交際費等支出額が前年度比6.3%増加の3兆825億円に。 欠損金の持込み制限緩和の影響で、連結子法人数は初めて1万社を突破。連結親法人数も過去最高の1,392社(前年度比+12 …

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