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年別アーカイブ: 2018年

半数以上の納税者が直接審査請求を選択  訴訟の発生件数は6年連続の減少、国側敗訴は10%

平成29年度における審査請求は2,953件(前年比+18.7%)。相続税・贈与税や申告所得税等が増加。 直接審査請求の件数が再調査の請求の件数を上回る。 訴訟の発生件数は6年連続で減少し、平成に入ってから最少件数。国側敗 …

リースのオフバランス、国際的に指摘も  ASBJ、リース会計基準とIFRSの整合性の要否について検討を開始

企業会計基準委員会は、リース会計基準について国際的な会計基準と整合性を図るか否かの検討を開始。 オペレーティング・リースについて賃貸借処理に準じた会計処理を継続した場合には、重要な負債がオフバランスとの指摘を国際的に受け …

2期連続損失は納税猶予事実に当たらず  地裁、損失の拡大を要するとした通達の合理性を認める

納税者(法人)が国税局に対して、納税猶予不許可処分の取り消しを求めた事件で納税者側敗訴(東京地裁平成30年2月28日判決)。 純損失が2期連続発生しているのみでは「事業につき著しい損失」(通則法46②四)に該当しないと判 …

インボイスでも取引先コード表示を容認  国税庁、適格請求書等保存方式に関する取扱通達を制定

国税庁が平成35年10月1日から適用される適格請求書等保存方式(インボイス方式)の取扱通達を制定。 適格請求書等保存方式でも、取引先コード等による表示を容認。 国税庁は6月13日、「消費税の仕入税額控除制度における適格請 …

収益認識会計基準で法人税と消費税に差  自社ポイントの付与や割戻し(変動対価)等で取扱いが異なる点に注意

国税庁が収益認識に関する会計基準に対応した改正法人税基本通達を公表。原則として収益認識会計基準の考え方を取り込む。 自社ポイントの付与や割戻し(変動対価)等では、収益認識に関する会計基準と法人税の取扱いが一致も、消費税の …

1億円以上の仮想通貨の収入は331人  平成29年分確定申告、セルフメディケーション税制の適用者は2万6千人

平成29年分確定申告、所得金額1億円超の申告は2万3千件を超える。 雑所得の収入が1億円以上ある人は549人と前年より大幅に増加。このうち仮想通貨取引による収入があると判別できた人は331人。 セルフメディケーション税制 …

保険委託先代理店変更で第二次納税義務  審判所、請求人への代理店変更は「第三者に利益を与える処分」に該当

滞納者が営んでいた生命保険の委託先代理店を承継した請求人への第二次納税義務の適用を審判所が認める(平成29年12月14日裁決・仙裁(諸)平29第2号)。 審判所、請求人が承継した代理店たる契約上の地位に財産的価値があると …

役員退職給与めぐる注目事件で逆転判決  東京高裁、平均功績倍率の1.5倍を採用した東京地裁判決を認めず

過大役員退職給与を巡り、東京地裁が平均功績倍率の1.5倍を採用して課税処分の一部を取り消した注目事件の控訴審で納税者逆転敗訴(東京高裁平成30年4月25日判決)。 東京高裁、平均功績倍率法は同業類似法人の抽出が合理的に行 …

相続開始前の現金引出しを隠ぺいと認定  預貯金等は亡母に帰属、納税者名義口座への入金などは重加の対象

相続開始前に亡母(被相続人)名義の預金口座から現金を引き出した納税者に対する重加算税を含む課税処分を適法と判断(東京地裁平成30年1月19日判決・納税者は控訴を提起)。 地裁、亡母名義の預金口座から納税者が引き出した現金 …

留保金課税の適用の有無は客観的に判断  所得増加の経緯や所得の発生を認識し得たか否かを考慮する余地なし

特定同族会社の留保金課税の適用をめぐり納税者側敗訴(東京地裁平成30年1月16日判決・敗訴した納税者側は控訴を提起)。 地裁、増加した所得が留保金額に当たるか否かは客観的に判断すべき。所得が増加した経緯などを考慮する余地 …

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